都農町は古くからのぶどう産地。尾鈴ぶどうと呼ばれ、全国に出荷されております。その尾鈴ぶどうに新たな歴史が始まります。その名は、「サニールージュ」。
昭和52年(1977)に果樹試験場安芸津支場において「ピオーネ」に「レッドパール」を交雑して育成されたのがサニールージュです。
都農町では、平成12年から導入が始まり、作付面積13ha、生産量60トンを出荷しております。JA尾鈴では、みやざきブランド「みやざきぶどうサニールージュ」として認証をうけ、新たなぶどうの高級品種として栽培に力を入れております。
サニールージュは種はなく、果実の色は美しいルビー色で、甘味は高く、酸味は少なく、大変食味のよいブドウです。子どもでも食べやすいひと口サイズで、家庭の食卓に気軽にとり入れられます。
私たち都農ワインとして、そのサニールージュの高級なイメージを大切にし、ブランド確立に協力、応援させていただくために、SweetTsunoの開発を進めてきました。
醸造法(クリオエキストラクション、氷結ぶどう搾り)
収穫したサニールージュを直ちに凍結させ、氷結したぶどう搾りました。
いわゆるクリオエキストラクションよって果汁を濃縮して、糖度の高い果汁のみ使用して醸造しました。極甘口ですので、デザートワインに最適です。
クリオエキストラクション法(氷結ぶどう搾り)は、ぶどう果実の香りや味を損なうことなく、自然のままのバランスで果汁を濃縮する方法です。サニールージュのブドウの持つ個性を活かしたワイン作りです。
■Sweet Tsunoの名称について
「Sweet」は甘口のワインという意味のほかに、優しい、思いやりのある、親切な、心地の良い、素敵な、大切な、かわいらしい、などの意味があります。そこで、大切な都農、親切な都農という意味を込めて、Sweet Tsunoとしました。
ラベルは、ルージュのイメージとして、バラをモチーフにした柄になっており、高級感があります。また、尾鈴山をシルエットにした、赤のイメージも口紅のようなイメージです。高級感あるボトルとラベル。とってもステキなラベルを作っていただきました。かっこいいです。