この数日にかけて、葉柄、葉脈が立ってきました。
ブドウの表情を観察する1つのポイント。それは、葉柄、葉脈の立ち方。
葉柄は、枝と葉をつなぐ細い枝のことで、葉脈は、葉の血管のようなものです。
葉が徒長していていると、葉柄、葉を支えている葉脈も柔らかく、葉がたれて
しまいます。こういう葉は、大きくて薄く、病気にかかりやすいです。
逆に、葉がコンパクトで、葉の厚みがあって硬く柔軟な葉には、病気に
なりづらいです。この数日の変化は、葉柄、葉脈が立ってきて、葉の色が濃く
なりはじめ、艶が増してきています。これから、秋にかけて、たくさんの
仕事(光合成)をしていく、大事な葉です。
地元有機農業研究会の三輪さんのアドバイスで、毎朝の日課として、
ブドウの定点観測をしています。もう3年目です。
同じ芽を萌芽する前から収獲まで毎日、ブドウの写真を撮っています。
A3で1週間分くらいの写真を貼り付けて、その下に管理内容や日誌を付け
ています。そのA3の紙を糊でくっ付けていくと7mほどになります。
毎日の変化はわかり難いですが、並べて見ると、「へぇ~」というくらい、
日々表情が変わっています。楽しいですよ。
写真左は、シャルドネの葉を上から見たところです。
写真右は、シラーのコンパクトな葉に艶が出てきた写真です。
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