いよいよ、ビンテージ2009のスタート。
戦後間もなくはじまった、都農(尾鈴)のブドウ栽培。
「例年どおり」ということが通用しなくなった近年の気候。
しかし今年2009年は、春先から、寒暖の差に恵まれ、雨も少なく、
しかも!台風の襲来もありませんでした。珍しく良い作柄です。
少なすぎる雨は、乾燥しやすいこちらの土壌(黒ボク)には、
過酷な環境にもなりましたが、尾鈴ブドウ生産者は、立派な
ブドウを育ててくれました!
2009年は、2008年に引き続き!!良いビンテージになりそうです!
いよいよビンテージ2009スタート!
さっそく、インターシップの生徒たちと、仕込みを行いました。
仕込みとは。。。
ブドウを「除梗」し、「粒のみ」を搾ります。
搾った果汁を一晩「清澄」させ、その後に酵母を加えて発酵させます。
ここまでを仕込み期間中に行います。
粒だけになったキャンベルを搾汁機に送ります。
これが、取り除かれた「梗(こう)」です。綺麗に取れる、すぐれものの機械です。
およそ、5,000㎏のブドウが入る搾汁機。
【ブドウ1kg】でおよそ【1本のワイン】ができます。
この「搾汁」は、ワイン作りの工程の中で、とても重要なポイントになります。
なるだけ、酸化させないようにスムーズな作業を心がけます。そして、圧のかけ方、ほぐす時間など、毎年、ブドウに合わせて搾汁方法を検討していきます。
果汁の味を見ながら、搾汁をどの段階でストップかけるのか、
どう搾るのか、、、ワインメーカーの目が光ります。
赤尾