昨夜は、星空だったのに・・・。今日は、ものすごい雨でした。
今朝も早く来て、ぶどう園に出かけると、7時頃からバケツで水をひっくり返したような雨が降り出しました。怖いくらいの雨。
「雷を伴い、一時強く降るでしょう。」と夕べニュースでみた、その通りでした…。
それに加えて、寝苦しい熱帯夜。夜でも28℃~30℃近くありました。
こんな天気が今の時期続くと、ぶどうはバテてしまいます。
ベレゾーンまでに蓄積していた養分を高夜温によって、消費させてしまうからです。消費が進むといろんな病気も増えてきます。この1週間は、試練の1週間です。
植物の表情がどう変化しているのか、わき芽や葉の艶、色、厚み、葉柄、葉柄の立ち方、枝色、草性・・・を見ながら、日々の変化を見ていきました。
ふわっとした感じや、少し病気の出ている園をみていると不安で不安で・・・。
昨日は、地元有機農業研究会のリーダー三輪さんと園周りをしました。夏至を過ぎてからの植物生理の移り変わり、高夜温による蓄積の消費の事を教えていただきました。
そして、町内の違う作物の変化とぶどうの変化を比較しながら約3時間かけて、ぶどう園も周りました。高夜温の消費を抑えるためには、ドーム型の大型施設とエアコンが必要です・・・。それは到底ムリな話・・・。できる事は、蓄積を増やすことです。
適時作業をはじめ、整枝剪定、肥培管理、すべて、蓄積を増やすために必要なことです。農薬に頼る栽培ではなく、ちゃんとぶどうと向き合って栽培していきたいと感じた三輪さんとの園周りでした。