テイスティング日時:2007.4.1
熟成によって、果実味の力強さと粘性を感じます。
色合い
輝きのあるイエローで、やや緑色を帯びています。
色合いから、熟成が少しずつ進んでいるのがうかがえます。
香り
柑橘系のシトラス、グレープフルーツやジャスミンのような香りが際立ち、バターやバニラ、それから、ナッツ、アーモンドなどの高級感ある重厚な印象も感じます。樽香りもはっきりしていて、心地よい印象を受けます。また、焼きたてのパンのような香ばしく、気持ちよい香りを終盤に感じます。時間とともにグラスから香りがあふれだします。
味わい
1年間のビン熟成によって、アタックは、スムーズな印象ですが、果実味の力強さと粘性を感じます。舌触りは、オイリーで、酸が味全体を支配していますので、まとまりと力強さを感じます。そして、果実味がうまく溶け込みながら、ミネラルの強さがソリッドな印象を演出しています。時間とともに変化する香りや味わいは、今後の期待感をよぎらせます。
熟成
酸味と果実味が豊かなので、おそらく5年くらいは綺麗に熟成していくと思います。もっと開く可能性も秘めていので、期待大です。
楽しみ方。
酸味がしっかりしているので、酸味の効いた料理との相性は抜群です。都農ならではの金ふぐの焼っきりや酸味の効いたぶどうの新芽、山菜の苦味の効いた天麩羅、そして、魚の香草焼きなどとの魚介類全般とも相性はよさそうです。