ビックビンテージに相応しい年となった2008年。
トロピカルな印象を受ける高級感ある香りと
上品で重厚さを兼ね備えた味わい。
最良の単一畑、6耕区のシャルドネから生まれた、
都農ワインの逸品 シャルドネ アンフィルタード
いよいよリリース!
⇒詳しい作柄については、こちらから。
では、さっそくテイスティングコメントを!
テイスティング日時:2009年4月16日
■ゴールドのニュアンスを感じるイエロー。
ゴールドのニュアンスを若干感じる、輝きのあるイエローをしています。力強い色調で艶があり、粘性をも感じるような液面の動き。熟したブドウであることを色からも伺え、期待できる色合いです。
■青リンゴのような爽やかさと上品で高級感ある香り
熟した青リンゴのような爽やかな香りとライチやパイナップルのような甘い香りを最初に感じます。さらに、柑橘系の香りが重なるように出てきて、上品で高級感ある香りを演出しています。また、時間をかけてグラスを回していると、トロピカルな香りが何層にも重なるように溢れだしてきます。終盤にかけては、焼き栗のようなこおばしい香りとヨーグルトなどの乳製品のような香りも感じ、複雑さと力強さを兼ね備えた印象を受けます。現時点では、まだまだ閉じて硬い印象ですが、半年後、1年後とじっくり開いてきそうです。
■心地よい滑らかな酸味と重厚な味わい。
トロッとした粘性を感じるファーストアタック。しかしすぐに、心地よい滑らかな酸味とアルコールによるキレが口の中を引き締め、味わいの骨格を底支えしてくれています。また、乳製品を口にした時のような滑らかな舌触り、桃のネクターのような果実味豊かな濃縮感、そして、昆布だしを連想させられるアミノ酸的な旨みは、ともて重厚な味わいです。余韻に柑橘系を食べた後の様な爽やかさが心地よく長く楽しめます。香り同様、半年後、1年後とじっくり開いてくるのが楽しみです。
■ビックビンテージに相応しい熟成に・・・、期待大!
現時点では、まだまだ閉じていて、硬さを感じる印象ですが、グラスを回すたびに変化する香りや濃縮感ある綺麗な味わいから考えると、熟成は大変期待できそうです。
今でも楽しめる華やかさもありますが、清酒の生酒のように、保存に気をつけながら、6ヵ月後、1年後、3年後…。ビン熟成による変化も楽しみです。
■濃いクリームパスタ、グラタンなどとあいそう!
クリーム、チーズの効いた濃くのあるソースを使ったカルボナーラやアスパラガスと新ジャガのグラタンなどとよい相性を見せそうです。冷やしすぎるとシャルドネの旨味が半減されますで、10℃~15℃ぐらいがオススメ!
赤尾誠二