違います。ワインには飲み頃があります。 ワインを語るとき、非常に難しい問題があります。日常的なワインから、芸術的な、人々の尊敬を集める文化的な所産ともいえるワインまで存在するからです。最高級のワインの中には飲み頃を迎えるのに10年、20年寝かせるものもあるそうです(私は、まだ飲んだことがありません・・・工場長談)。
従って、ここでは日常的なワイン、あるいは中級クラスのワインに限ってお話します。
私たちが普段接する大多数のワインは、既に飲みごろです。日常的なワイン、中級クラスのワインは寝かす必要はありません。そのようなワインの本質はフルーティアンドフレッシュにあります。長期熟成で代表的な品種であるカベルネ・ソービニオンでさえ2年後には市場に出回るのが一般的です。フルーティなタイプのロゼや白は出来るだけ早く召し上がったほうが得策です。キャンベル・アーリーやマスカット・ベリーAなどのラブラスカ種のぶどうから作られるワインはビニフェラ種と比べて早く飲み頃を迎えます。都農ワインのロゼ(キャンベル・アーリー)は年内に召し上がるのが一番おいしく頂けます。