味わい深い酸味が心地よく、濃縮感が最高
樽発酵、樽熟成の正統派シャルドネ エステート。
■輝きのあるレモンイエロー。
輝きのあるレモンイエロー。若さのある淡い黄金色で、光にかざすとキラキラと輝きます。樽由来の色合いも感じることから、オークの風味を連想させられます。
■上品でガッチリとした印象を受ける香り
パイナップルやバニラのような甘い香りに加え、ナッツやアーモンドのような香りも重なり合いながら上品な香りを演出しています。さらに、ミカンやライムのような柑橘類を思わせる香りも顔をのぞかせ、終盤にかけて、樽やミネラル、ミントのような複雑な香りも楽しめます。上品でガッチリとした印象を受ける香りです。
■果実味豊かで長い余韻にうっとり
しっかりとした酸味が口全体に広がり、心地よく引き締まった味わい。キリッと爽やかな印象を受けます。次に、樽やナッツのような風味と果実味とのバランスが心地よく、キレのある味わいが中盤で楽しめます。果実味が豊かなのでいつまでも続く、長い余韻に上品さも感じさせられます。
■1、2年後の熟成に・・・、期待!
現時点でも楽しめる味わいですが、良い硬さも感じるので熟成も期待できそうです。特に、果実味、酸味による骨格がしっかりしているので、今後、ビン内で熟成することによって、更に香りが開き、熟成していきそうです。
■さっぱりした料理と良い相性!
地鶏の刺身やタタキ、鯵のマリネ。そして、山菜の天ぷらや煮物。旬野菜や魚のテリーヌ。豚シャブやせいろ蒸しなどさっぱりした料理と良い相性を見せそうです。
冷やしすぎるとシャルドネの旨味が半減されますで、10℃~15℃ぐらいがオススメ!
[ビンテージレポート2012]
今年2012年は、春先からの低温で遅めの出芽となりました。しかし、5月に入ると暖かい気候になり、例年よりやや早い開花をむかえ、以降、例年並みの生育を維持。6月の梅雨時期中盤に襲った豪雨は、記録的な雨量となり6月の雨量だけで1,457㎜もの雨が降りました。南九州らしい高温多湿の環境下でしたが、7月中盤以降は例年並みの気候に回復。熟度の上がったブドウを選んで、果実味豊かなシャルドネを収穫しました。
赤尾