都農独自の栽培方法で誕生した、本格派ワイン。
滑らかで繊細さを兼ね備えた、都農のシラー。
■テイスティングコメント 2012.8.3
■やや赤みを感じる明るいルビー色
やや赤みを感じる明るいルビー色。透明感もあり、黒色と赤色のニュアンスを感じます。都農らしい、シラーの色合いになるかもしれません。傾けたグラスの黒と赤のグラデーションがとても綺麗。
■赤や黒い果実の香りが立ち、上質さを感じる。
優しいスパイスのような香りとミントのような香りが第一印象。樽や枯れた枝、ニッケのような香りも重なり合って立ち上ります。香りの調和が良く、上質な雰囲気を感じます。さらに、グラスを回すと、チェリーやプラム、ドライプルーンといった赤や黒い果実の香りが心地よく、楽しめる香りです。
■滑らかで繊細なタンニンが心地よい
滑らかで繊細なタンニンが口全体に心地よく広がります。さらに果実味と酸味がそのタンニンと良いバランスをとりながら、一体感のある味わいを構成しています。樽の雰囲気が良いアクセントになり、終盤にかけて、深みのある果実味と黒い果物のような風味が余韻を長く楽しませてくれます。
■今後の熟成にも
若い印象もある今の状態ですが、1年から2年はこの若さも楽しめ、3年から5年と熟成した雰囲気も複雑で面白そうです。
■スジ肉の煮物と是非!
10℃~15℃と冷やしすぎないようにしてお楽しみください。肉料理全般と良い相性をみせます。濃すぎない味付けで、スジ肉の醤油や味噌ベースの煮物やトマト風味の効いたトリッパ。また、パストラミや燻製、デミグラスやバルサミコソースなどを使った料理とも楽しめます。
赤尾