100%沖縄県糸満産パッションフルーツを使用しました。糸満市と都農町は、エイサーや太鼓台などの民間交流が盛ん。そして今、糸満では都農町の土作りを取り入れた農業が成果を上げつつあります。その土作りで栽培したパッションフルーツでスパークリングワインを作りました。
テイスティング日時:2007.9.18 17:00
■高級オリーブのような色合い。
艶やのあるイエローの中に、高級なオリーブオイルのようなグリーンのニュアンスもあります。また、輝きのあるグラス底からは、キラキラと炭酸の泡が途切れることなく溢れ出してきます。
■まさに、パッション、トロピカルな香り。
まさにトロピカル。パッションフルーツそのものです。炭酸とともにパッションフルーツの持つ様々な香りが強く解き放たれてきます。特に、キンモクセイやシトラスのような香りを前面に感じ、グレープフルーツの果肉のよう印象も残していきます。ドイツワインの高級なリースリング、ミュラートルガウ、ゲベルツトラミナールに似たような香りも持つパッションフルーツのスパークリングワインです。
■パイナップルのような甘味と酸味が気持ちイイ!
トロッとしていて、ほんのり甘く、心地よい苦味が口の中に広がってきます。パイナップルのような甘味と酸味が、まさにトロピカル。そして、甘夏のような苦みと炭酸の爽やかな口あたりが味わいのアクセントになり、甘さを引き締め、余韻をいつまでも楽しませてくれます。
■デザート感覚でお楽しみくださいませ♪
8~12℃と若干低めに冷やしたほうが楽しめると思います。食前、食後のデザートワインとしても楽しめます。果物やスイーツとの相性も良いと思いますので、デザート感覚で楽しめるパッションフルーツのスパークリングワインです。
■今後の熟成は!?
どのように熟成していくのでしょうか・・・。楽しみです。
パッションフルーツには、若干の苦味があり、心地よいのですが、この苦味が熟成過程できれいな球状になり、イイ感じの口あたりになってくれるような気がします。しかし、フルーティーな要素を楽しむには、早めに飲んだ方が良いでしょう。
初めてのパッションフルーツ。今後も見守っていきます。
赤尾