ティスティング日時:2005年10月15日 PM:18時
●色は?
オレンジを帯びた鮮やかなチェリーレッドをしています。今年は、ややオレンジ色がかっているのが特徴です。微炭酸の存在をグラスの外からも確認でき、透明感があります。
●香りは?
フルーツドロップ缶。一番強く出ている香りはアセロラ。次にアメリカンチェリー、スイカ、イチゴと次々に顔を出します。発酵によるエステル香は落ち着きを見せており、素直に果実のアロマが全面に姿を現しています。
●味わいは?
口に含むと、最初に感じるのは酸味。若々しい取れたてのイチゴを口に放り込んだような酸味です。そして、次に広がってくる甘みは、酸味と調和されています。そして、果実の凝縮感、暖かみのあるヴォリューム、しなやかなタンニンが味わいを支えています。いずれも高次元で調和を見せており、全てが一体となって心地よい余韻へとつながっています。
●今後の期待度は?
フルーティーなスタイルのキャンベルですが、豊かな酸味が面白い変化をしてくれそうです。今年は、ボリューム感がある年ですので、じっくり熟成していくと思います。
次回のVol.2 2005 キャンベル・アーリーのティスティングは、7月下旬予定です。どんな変化をしているのでしょうか。お楽しみに!