●春先からの長雨で、ぶどうにとっては厳しい年になった2006年。
ぶどう生産者の協力で立派なぶどうでワインを作ることができました。
8月4日にはじまった仕込み、低温でじっくり発酵させ、瓶詰は9月下旬からスタート。
甘い香りとフレッシュ感いっぱいのワインに仕上がりました。
飲みやすくて、飲みあきない。今年2006年のキャンベル・アーリーです。
ソムリエ 馬場博幸氏より、ティスティングコメントが届きました。
ティスティング日時:2006年10月13日 13:00
●色は?
明るく輝く色合いが、とても興味をそそられる魅惑的なばら色をしています。
●香りはいかが?
アセロラやストロベリー、チェリーにややミントなどのハーヴ香を感じます。
甘いフローラルなニュアンスがグラスのそこからあふれ出てくるような感じです。
●味わいはどう?
口に入れるとすぐに広がるフレッシュな酸がとてもチャーミングで、徐々に果実味を感じさせられる。余韻に覗かせるタンニンが、アクセントになり心地よい。
全体的に可愛らしい酸がオブラートのように上手く味わいをまとめており、ついつい飲みすぎてしまいそうな雰囲気!ただ甘いだけの単調なワインではないので、幅広く活用できるのでは!低い温度(8℃)の方がもちろん美味しいんですが、弱冠温度が上がって(12℃ぐらい)果皮を食べたときのような酸を感じ心地よく、よりいっそう酸の主張を感じさせられます。
●楽しみ方は?
魚のカルパッチョを平兵衛酢やかぼすを搾りかけてみたり、酸のある柑橘系フルーツ
やシェーヴル(山羊のチーズ)などにイチゴやブルーベリージャムをかけて
合わせてみても楽しいでしょう。ちょっとしたオードヴルに合わせてみては!!!
馬場博幸
これから、定期的にティスティングして、
どのように変化していくのか見ていきたいと思います!