ティスティング日時:2001.10.15
●チェリーレッドのような艶のある色
ややオレンジがかった澄んだ明るいチェリーレッドをしています。
液面は磨き上げられた鏡のように煌いています。
●香水のような香
果物でいえば白桃、スイカといったような香りが香水のように強くはっきりと感じられます。カンパリのようなオレンジの皮などの甘苦く薬草っぽい風味もかなり出ています。氷砂糖やキャンディーに感じられるようなブトウ糖の素直な甘いニュアンスが鼻腔をくすぐります。
●骨格のしっかりとした味わい
口に含むと綿菓子を食べたときのようにジワッっと味わいが広がります。酸味が全体を通じて緊張の糸のようにピンと張りつめていて、その上を上品な甘味がスーっと滑り落ちていきます。アルコールによるボリューム、タンニンによる渋みが共にはっきりとしていて、それぞれがそれだけで明確な要素のひとつとして感じ取ることができます。ロゼにしては非常にしっかりとした骨格を持っており、それを演出しているのは後半にかけて押し上げてくる酸とタンニンによる硬さです。飲み込んだあともその酸とタンニンが腔壁にピチっと張り付きなかなか離れないような印象です。まるで若いブルゴーニュを飲んだときのようです。余韻は6~7秒。
ワインをよく見てみると
カンパリは、カンパリソーダ、カンパリオレンジのように、何かで単に割るだけでも特徴的な味になる。苦味が爽やかで夏向きである。ロング・ドリンクアメリカーノカンパリオレンジカンパリソーダスプモーニショート・ドリンクオールド・パルネグローニ・GWのすべて・寒い日…