●ショートコメント!
輝く黄金色の2006 シャルドネ アンフィルタード。バニラやココナッツのような高級感ある香りと南国の熟した果物の香り、そして、乳製品のような甘い香りが楽しめます。辛口なのに旨みを感じるような濃厚で複雑な味わいです。抜栓後、時間とともに変化していく味わいは、グラスを重ねるごとに楽しめます。15℃~18℃で楽しめるワインです。
■第1印象は??
瓶詰後、約6ヶ月が経過。青リンゴのニュアンスが強かったのが、熟した赤いリンゴのような香りに変化してきました。
テイスティング日時:2007.9.12 17:00
■力強いシャルドネの黄金色。
光沢のある、濃い黄金色をしてきました。5月頃よりも一段と黄色、黄金色の色調が増してきました。力強い色調です。
■熟したリンゴや樽の重厚な香り。
抜栓後から華やいだ香りがあたりを包みこみます。バニラやココナッツのような高級感ある香りを強く主張しながら、南国の熟した果物の香りも立ち上ります。さらに、バターやヨーグルトのような甘いニュアンスの香りと熟したリンゴのような香りが、グラス沿いに立ち上ります。樽の香りも心地よく、香りのアクセントになっています。面白いのは、開栓後、時間とともに、変化していく香りはグラスを重ねるごとに楽しめそうです。
■濃厚で複雑な味わい。インパクト強!。
口に含むとトロっとしていて、粘性のある舌触りです。まるで、乳製品のような滑らかな舌触りです。次に、心地よい塩味のような味わいが口の中に広がり、舌を飽きさせません。アルコールによるシャープな印象もあり、非常に複雑味に富んでいます。辛口ですが、旨みを楽しめるような味わい。また、香りと同じように、抜栓後、時間とともに変化していく味わいは、とっても楽しめます。
■ムニエルにあいそう♪
濃厚な味わいと複雑味があるワインですので、魚料理では、ムニエルなどのバターソースやホワイトソースを使った料理と相性がよさそうです。磯の風味とアンフィルタードの風味の相性も良いので、旬な魚介類でいろいろと試してみたいです♪
■今後の熟成は!?
現在の状態は、フルーティーな要素が減りはじめ、熟成しはじめている状態だと思います。これからは、ボリューム感ある味わいの要素がつながり合いながら、3ヵ月後、6ヵ月後と綺麗に熟成していくと思います。心地よい味わいに変化していくことを期待したいです。熟成後の味わいにバラツキが出ますので、保存状態には気をつけなければいけませんが、1年後の味わいに大変興味がわきます。
赤尾