完熟ブドウの魅力が奏でる味わい深いワイン
華やかな香りと上品な酸味とタンニンのバランスが絶妙
ビックビンテージに相応しい作柄となった2009年
高いポテンシャルを秘めた希少なワインのリリース
2010年3月20日より、受付は、3月17日より開始いたします。
■ビンテージレポート2009
ビックビンテージに相応しい条件が整った2009年。春先の萌芽から開花時期まで寒暖の差に恵まれ、非常に良い初期生育を見せました。また、梅雨時期も雨が少なく乾燥気味の気候が続き、小粒で濃縮感のあるブドウに育ちました。完熟したマスカット・ベリーAの魅力は、濃縮感と華やかさ。台風が来なかった2009年は、熟度をあげることができ、良質な完熟ブドウのみを収穫することができました。
■メイキングレポート2009
醸造では、色やフルーティーな香りを引き出すために、2日間ほど低温で果実を浸漬した後、かもし発酵を行いました。 また、しっかりとした色と味わいの複雑さを出すために、酵母は2種類使用。発酵の温度は、後半にかけて30℃を超えないようコントロールし、パンチダウン、ポンプオーバーを併用し発酵をすすめてきました。発酵終了後は、色や風味を大事にしながら、6ヶ月間タンク熟成をしてきました。そして、味わいを損なわないよう、瓶詰しました。
テイスティング日時:2010年03月10日
■魅力的な淡い赤紫色
淡い赤紫色をしていて、グラスを傾けた中心部は、若干の黒みも感じる魅力的な色合いです。グラス底がしっかり見えるので、色合いから、軽やかなイメージも連想できます。
■ベリー系の香りを中心に上品な香り
ベリー系の香りを中心にチェリーやカカオのような甘い香りが重なり合いながら調和しています。さらに、スミレのような花の香りが立ち、上品な香りを演出しています。後半、紅茶やニッケ、落ち葉のような香りにも複雑さを感じさせられ、清々しい印象です。
■上品な酸味と柔らかいタンニンが絶妙。
上品な酸味と柔らかいタンニンのバランスが絶妙。そして、骨格のしっかりした果実味も口の中で心地よく広がります。さらに、キメの細かい、柔らかいタンニンが心地よいボディーを構成し、果実味とともに上品さを演出しています。飲み疲れしない味わいは、軽やかでありながらも骨格をしっかり感じます。今年は、ブドウの個性を満喫できる味わいで、余韻も長く楽しめます。
■3年から5年はしっかり熟成しそうです。
果実味がしっかりしているので、熟成にも期待できそうです。現時点でも十分楽しめる状態に仕上がっています。このワインが1年経つと柔らかいタンニンがどのように変化してくるのかがとても楽しみです。素直に良い年の果実の個性がでているので、3年から5年かけて良い熟成をしていきそうです。
■適温は12℃~15℃の間で楽しめると思います。
冷やしすぎるとワインの個性を半減させていましますので、やや高めで楽しむと香りも味わいもより深く楽しめそうです。
豚肉や鶏肉のワインを使った煮物、鳥肉や牛肉のタタキ。さらには、シンプルなトマトベースのパスタとも相性がよさそうです。
■リリース情報 こちらから。
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赤尾