■テイスティングコメント キャンベル・アーリー ドライ 2014
テイスティング日時:2014.2.19
●色調のしっかりとした、鮮やかなピンク色
やや赤みの強い色調の鮮やかなピンク色。イチゴや熟したチェリーのようなトーンの色合いです。艶があり、キラキラと輝いています。
●イチゴのような甘い香りと爽やかさが楽しめる
イチゴのような甘い香りとメロンやモモのような甘く華やかな香りが楽しめます。また、ミントのような香りと柑橘系の香りが重なり合いながら爽やかな香りを演出しています。後半、アセロラ、ニッケといった複雑な香りにも心地よさを感じます。
●ドライなのにコクも感じる味わい!
心地よい酸味が口全体に広がりながら、ほのかな甘さも感じます。また、果実味が豊かでフレッシュ感があり、搾りたての野イチゴ口にしたような爽やかさが広がります。シャープな印象ですが、味わいにコクがあり、そのコクと酸味とのバランスをよくとっていて、大人の辛口といった印象です。酸味にボリュームがあるので、後味もスッキリです。
●食中酒として最適。なくてはならない新しい1本
飲み頃は、8℃~12℃。飲みあきない口当たりですので、酸味もしっかりありますので、食中酒として最適です。ポン酢やネギ、玉ねぎをたっぷりのせた、鶏の刺身やタタキなどとも良い相性をみせます。ランチからディナーまで!この1本で幅広く楽しめます!
『キャンベル・アーリーの辛口が飲んでみたい!』、『料理とあわせるのに、キャンベル・アーリーの辛口があればいいのに!』というご要望にお答えして、昨年より、キャンベル・アリー ドライのリリースをはじめました。
■2014ビンテージレポート
今年は、春先から寒さが続きましたが、例年より数日早い萌芽を迎えました。開花までの気候も安定していて、例年と同じ時期に満開しました。開花期以降の気候はとても暖かく、晩生品種との差がなくなるほど、枝の伸長が早く、結実期から肥大期に誘引などの多くの作業が重なりながらベレゾーンをむかえました。今年は2度の台風を受け、苦労したヴィンテージでしたが、果実味のしっかりとしたキレのあるぶどうでワインを醸すことができました。
■2014メイキングレポート
キャンベルらしい色や味を引き出すために、低圧でプレスしながら良質な果汁だけを使用しました。その後、3種類の酵母を使用し、じっくりと発酵させ、辛口でありながらもフレッシュでフルーティーさはそのままに、コクとキレのあるロゼワインに仕上げました。また、容器は、ブルゴニュー壜を採用し、従来の甘口のキャンベル・アーリーと明確に差別化を図りました。