重厚な味わいと華やかな余韻が楽しめる。
最良の単一畑、6耕区のシャルドネから生まれた、
都農ワインの逸品。
[ビンテージレポート2014]
今年は、春先から寒さが続きましたが、例年より数日早い萌芽を迎えました。開花までの気候も安定していて、例年と同じ時期に満開しました。開花期以降の気候はとても暖かく、晩生品種との差がなくなるほど、枝の伸長が早く、結実期から肥大期に誘引などの多くの作業が重なりながらベレゾーンをむかえました今年は2度の台風を受け、苦労したヴィンテージでしたが、6区は台風に強い畑なので、熟度を上げ、果実味のしっかりとしたブドウでワインを醸すことができました。
■透明感のあるイエロー。
透明感のあるイエローをしていて、エステートよりも若干色調が強く、フレッシュさも感じとれます。やや色合いのトーンもしっかりとしていることから、ブドウの熟度が高かったことも伺えます。
■ロースト香とフルーツの香りとが重なり合う。
青リンゴや洋梨、グレープフルーツのような柑橘系の香りが爽やかでフレッシュ。樽やナッツ、バターや乳製品のような香りと吟醸香のような複雑で品のある香りも楽しめます。心地よいフレンチオークのロースト香とフルーツの香りとが重なり合って、華やかさを演出しています。
■第一印象はとてもドライで、イキイキ。
第一印象はとてもドライで、イキイキとしている酸味や果実味が味わいを引き締めています。若さを感じる味わいで、ミネラル感も十分楽しめます。まだ硬さのある味わいですが、味わいに重厚感があり、果実味豊かで凝縮感も感じます。余韻も長く、柑橘類を口にしたような爽やかさも楽しめます。
■熟成にも期待大!
現時点では、まだまだ閉じていて、硬さを感じる印象ですが、グラスを回すたびに変化する香りや濃縮感ある綺麗な味わいから考えると、熟成は大変期待できそうです。
今でも楽しめる華やかさもありますが、清酒の生酒のように、保存に気をつけながら、ビン熟成による変化も楽しみです。
■竹の子や山菜の天ぷらと良い相性を見せそう!
特に、竹の子や山菜の天ぷらと良い相性を見せそうです。他にも旬魚のバターソテー、アサリのバター炒め、アスパラガスと新ジャガのグラタンなどとも楽しめそうです。
冷やしすぎるとシャルドネの旨味が半減されますで、10℃~15℃ぐらいがオススメ!