自社農園の18区で栽培している甲州。日本を代表するブドウ品種「Koshu」を南国宮崎で醸したい!そんな思いから、2007年に栽培をスタート!樹齢は、12年目。一般的に8年以上樹齢を重ねないと品種特徴が出にくいといわれています。南国宮崎の風土を表現したワインへと近づいています。棚仕立て、一文字短梢剪定、樹間5mという仕立て方法で、堆肥を積極的に使用した土づくり、月齢による栽培管理、草生栽培、減農薬など、独自の方法で栽培してきました。納得のいくブドウが収穫できるのに5年の歳月がかかりました。
[輝きと透明感のある、淡く緑がかったピンクゴールド]
やや緑がかった淡いピンクゴールドの色合い。輝きと透明度の高い印象を感じます。
粘性は中程度で、チャーミングというよりはシックな印象を受けます。
また、色合いから感じるフレッシュなイメージとは異なり、粘性から感じる香りや味わいへの好奇心を抱かされます。
今年の宮崎でも十分な日照量と質の高いブドウが実ったことを想像させられます。
[白い果実を思わせるフルーティーな甘い香りと清涼感]
白桃や洋梨などのような白い果実の甘い香り、ミントのような清涼感のある香りを楽しめます。
グラスを回すと、熟させれたフルーツの香り、バナナやパイナップルなどの香りが顔を覗かせます。
造り手の想いと、気候風土を感じさせてくれる南国ならではの甲州の香りが満喫できます。
[心地の良い酸味、品種由来の上品な苦み]
グレープフルーツなどの柑橘系のほどよい酸味と、余韻に感じる上品な苦みを感じます。
柔らかい果実味が酸味とのバランスのある味わいを感じさせ、雑味のない口当たりの優しい仕上がりになっています。
飲み飽きのない、スッキリとした味わいが和食とのペアリングをみせそうです。
まるで、大和撫子のような優しくしっかりとした日本的なワインの特徴が良く出ています。
[甲州の繊細さを楽しむには数年程度で]
甲州の持つ繊細な味わいや柑橘系の香りを楽しむには、これから数年程度。
まだ若さのある味わいのですが、フレッシュ感や繊細さが楽しめます。
さらに瓶熟成が進むと、複雑な香りが楽しめるようになると思います。1年~3年の間でお楽しみいただければと思います。
[爽やかな味わいの調理と相性抜群!]
地鶏の刺身やタタキ、串焼き、特にネギマを塩で!!
旬の山菜や白身魚を天ぷら、白身魚の煮付け。旬野菜や魚のテリーヌ、豚シャブやせいろ蒸しなど、
味わいの優しい料理と良い相性を見せそうです。
また、都農ワインスタッフから ” 酢豚 ”とも好相性!!とのお話しもありました。
冷やしすぎると旨味が半減されますで、10℃~15℃ぐらいがオススメです!