A.剪定した枝は、砕いて堆肥に利用します。 1月下旬から2月は剪定の季節です。凍てつく寒さの中で牧内生産組合のスタッフの皆さんがガンバって剪定をしています。ところで、皆さん、なぜ剪定をするか、ご存知ですか?
ぶどうの木は、前年、実をつけた新しい枝からしか花が咲きません(実をつけません)。そこで、枝を整理する必要があります。それが、剪定です。剪定は、果実を成らす枝を選ぶとっても大切な技術です。剪定バサミで枝をチョッキン、チョッキン切っていきます。無造作に切っているように見えますが、長年の経験と熟練が必要な技術です。
剪定技術とともに重要なのは、ぶどうの木の『仕立て方』です。この『仕立て方』と剪定で、果実のつき具合が決まってしまうからです。牧内生産組合では、『短梢剪定』と『枝を下方に垂らす仕立て方』を採用して、ワイン専用種の果実の収量、品質がとても良くなりました。これは、従来から都農町で農家の皆さんがキャンベル・アーリーを栽培していた方法と同じでした。 教訓その1、『年寄の話は良く聴け』でした。