A.都農ワインのシャルドネ・エステートとアンフィルタードは樽発酵をしています。 普通、白ワインの醸造は、ぶどうを搾汁した後、ステンレスタンクで発酵させるのが一般的ですが、それを、樽の中で発酵させたものを「樽発酵」と言います。通常、樽は225リッターのフレンチオークの小樽が使われます。また、樽発酵後は、引き続き、乳酸発酵させ、さらにおり引きをせずに酵母と接触させるのが一般的です。酵母は次第に自己消化を起こし、アミノ酸に分解され、うまみ成分となってワインに移行していきます。従って、樽発酵させたシャルドネの特徴は、ステンレスのそれと比較して、香味が複雑なことが言えます。柑橘系の香り、乳製品の香、バニラ香、ナッツの香、それに口に含んだときのボリューム感。そういうものをイメージしながら、私たちはエステートやアンフィルタードを醸造しています。