A.ブドウは大きく分けて生食用のブドウとワイン用のブドウのふたつに分けられます。生食用のブドウは尾鈴ブドウで代表的なキャンベル・アーリーや巨峰のような生で食べるブドウのことを言います。一方、ワイン専用種のブドウは普通、生食に供されることはなく、ワインの原料になります。実は、世界的に見るとワイン専用種の方が圧倒的に栽培されており、世界各地ですばらしいワインが作られています。代表的な品種は、都農ワインでも栽培されているシャルドネやカベルネ・ソービニオンなどがあります。ワイン専用種は、ヨーロッパ系ブドウとも呼ばれ、多湿の日本では栽培は不適と言われてきました。しかし、最近になって日本各地でワイン専用種の栽培の成功例が増えてきています。都農ワインでもワイン専用種の栽培に力を入れております。 特に雨の多い宮崎県都農で先達が苦労して築き上げた尾鈴ブドウ。今では、遠くは北海道まで出荷され、確固たる地位を築いてきました。私たち都農ワインは、祖父たちのチャレンジスピリットを受け継ぎ、尾鈴ブドウのさらなる飛躍を夢見ています。