オーストラリア研修
2006年「日豪交流年」事業の一環として行われた技術研修の日本代表に、新進気鋭の醸造家として赤尾が選ばれ、オーストラリアでの2ヶ月間に及ぶ醸造技術研修に参加した。
研修の地は、オーストラリア有数の赤ワイン産地として知られるティンタラワイナリー。
この時、赤尾が日本から持参した栽培記録(長さ7mにもなるブドウの定点'観測写真と
月の満ち欠けの写真を貼り合わせた巻物)を現地のワインメーカーの前で広げて見せた
ところ「すごい。世界でもこんなことをしているのは、おまえの所くらいだろう。ぜひ、詳しく話しを聞かせて欲しい」と迫られたとか。帰国後、赤尾は「固定概念にとらわれない醸造スタイルに感銘を受けた。また、10年間、都農でやってきたことがオーストラリアに行って自信に変わった。新しい発見や試してみたいことが沢山あった」と語っている。