昨夜、ブドウ生産者の皆さんと自宅で眠っている都農ワインを
持ちよって、カフェでワイン会を行いました!
「昔の都農ワインって、どんげな味になっちょっとけ?
飲むっとや?ちょっと飲んでみろやっ!」と
ブドウ生産者の信弘さんと数年前、話をしていたのですが、
ようやく第1回目が実現しました! ↓信弘さん
そもそも、都農ワインを集めている農家さんがいて、
ワインの貯蔵について、聞かれたことがありました。
ワインは腐るものではありませんが、貯蔵によって味わいの
変化も随分差が出てきます。そこで、ご家庭で、ワインをどこで
どう貯蔵するのがベストなのか・・・。
温度変化の少ないところで、直射日光のあたらない場所。
①ワインセラー。
②ワインセラーがない場合は、涼しい床下収納庫。
③寝室のタンス奥に新聞紙でくるんで。もしくは日陰の倉庫。
ということで、私も高額なワインを持っていた時に、
ワインセラーを買うまでの間、そのワインを「タンス」
の奥にしまっていたことがありました。
あいつは、高いワインを持ってるらしい・・・。
その高額のワインをいつかみんなで飲もうぜ!
ということで、「タンスワインの会」となりました。
以前は、いろんな種類のワインや有名どころのワインを
集まって飲んでいたことがありましたが、
今回は、持ちよりで自宅で眠る、都農ワインで集合。
気の知れた仲間で、初めての企画です☆
年代物の都農ワインをそれぞれが・・・。
1996年(初年度)都農ワイン ベリーA 赤ワイン
1996年(初年度)都農ワイン シャルドネ 白ワイン
1997年 都農ワイン キャンベル ロゼワイン
2001年 都農ワイン キャンベル ロゼワイン
と懐かしいワインがズラリ。
聞くところによると、まだまだストックワインを
持っている人もいるようでした☆
都農ワインが設立してから13年間の想い出話に花が咲き、
設立頃の農家さんや工場長の苦労話、これからの
都農ワインについての話で盛り上がりました。
これも何より、都農ワインが13年間存続してきたこと、
その歳月とそれを支えてきたブドウ農家さんたちと
年代物の都農ワインで語り合えたことは嬉しいひと時でした。
ワインってオモシロイです。
小畑工場長がいつも言っているように、ワイン醸造に携わる人間は、
積極的にブドウ園や農家さんの所に足を運び、栽培に携わる人間は、
できる限り醸造に関わりを持つべきですよね。
ワインは、ブドウによって、品質が大きく変わります。
ブドウは、人、地域、気候、風土によって、作柄を表現していきます。
そのブドウをどのようなワインに仕上げるのか、
「ワインを作る」という醍醐味の一つだと思います。
そして、そのワインをどのように楽しむのか・・・。
都農でワインを作ることは、それらを表現することによって、
地域の地酒、ワインづくりは農業の延長線上にあるという意味を
果たすことになってくると思います。
地域に愛されるワインになるためには、
栽培と醸造の絆が原点だと思います。
これからも、皆さんとの絆を深め、太く長い関係を築きたいです。
ちょっとした小さな1歩でしたが、楽しいひと時でした。
定期的に飲みながら、少しずつ、タンスの輪を広げたいです。
気になるお味の方は。どちらも、ワインとして非常に良い状態でした!
‘96のベリーA :非常にまろやかで、酸味と味わい深さに驚き!
‘97のキャンベル:チェリーやアンズのような複雑香りとふくよかな甘さに感動!
‘96シャルドネ:次回!
ワインも人も熟成する。。。(^^ゞ
赤尾誠二