■都農ワインプロフィール
都農ワインは、平成6年、都農町、尾鈴農協、地元企業などが出資・設立した、いわゆる第3セクター方式のワイナリーである。平成8年より、果実酒醸造免許を取得、ワイン製造販売を開始した。出資金9,700万円、従業員7名、平成16年度度実績で、製造本数が約22万本、売上金額が約3億円(うちワイン2億6千万円)、経常利益が約2,800万の小規模のワイナリーである。
原料ぶどうはすべて、地元産。原料ぶどうの買い上げは昨年度実績で約220トン。そのうち地元ぶどう生産者からJA尾鈴を通して買い上げているキャンベル・アーリーが130トン、マスカット・ベリーAが60トンである。ほとんどのキャンベル・アーリーとマスカット・ベリーAは新酒として売り出され、新酒販売の割合が非常に高いのが特徴である。残りの30トンはシャルドネなどのワイン専用種である。ワイン専用種は牧内農業生産組合(以下牧内生産組合と略)から買い上げている。牧内生産組合は都農ワインにワイン専用種を供給するために設立された農業生産法人である。