■2005年は、ビックビンテージでした。
2006国産ワインコンクールで銅賞を受賞した、2005年マスカット・ベリーA エステートは、力強く、しっかりとした味わいでした。ぶどうも良く、風味豊かなぶどうでした。醸造では、色や風味を生かす醸造をしてきて、5ヶ月間、タンクで熟成させ、瓶詰しました。
いきいきとしながら、しっかり熟成してきています。美味かった♪
特に口当たりの収斂性(口の中に感じる渋み)が増し、飲み応え充分。
肉料理に相性抜群の2005年マスカット・ベリーA エステート。
2005年産は、只今完売しておりますが、2006年産が今月末にリリースされます♪
では、早速コメントを・・・
■以前のティスティングコメントは、こちら。
ティスティング日時:2007.2.8 16:00
●透けて見えないほどの黒味を帯びた赤紫色
黒色を帯びた、赤紫色をしています。以前に比べ、黒さが増し、光に照らすとややオレンジがかったニュアンスもあります。色を見て熟成がすすんでオレンジが強くなったというより、鮮度がそのまま維持されてしっかりとした赤紫色をしています。
●ココアやチョコレートのような香りのニュアンスも感じる香り
香りは、抜栓直後は、植物的なニュアンスやドライハーブ、ラズベリーのような香りが最初に感じるのですが、時間とともにブルーベリー系の香りから干しぶどう、プルーン、干したイチジクのような香りがムズムズと顔を出します。と同時に、グラスのふちからは、ココアやチョコレートのような香りのニュアンスも気持ちよく感じます。
●グラスの中で空気と触れながら変わる味わい
味わいは、酸味、タンニンの角が丸くなってきているのですが、口を引き締めるような粘性のあるアタックを最初に感じます。それらがスーッと引いて、丸くなった酸味が心地よく口の中に残ります。香りと同じですが、抜栓してグラスで空気と馴染ませていくと、味わいも変わってきます。口当たりも柔らかく、心地よいタンニンと酸味が口に広がり、ブルーベリーやプルーンのような風味を感じます。
●じっくりとした変化が期待できます
今後、益々熟成してくると思います。色も味わいも力強く、いきいきとしているので、ビンの中でじっくりと変化してくると思います。
今回のティスティングでは、脂ののった焼肉とじっくり飲みたいなぁ♪って感じました。
akao