都農発、日本の自然派ワイン。
シャルドネ アンウッディド
2006年産のシャルドネ アンウッディド ティスティングコメントが
ソムリエ 馬場博幸さんより届きました♪
ティスティング日時:2007.2.10
■淡いエメラルドのような色合い
やや緑がかった爽やかなイメージの出来る色合いで、淡いエメラルドのような鮮やかさが特徴的です。
■ミントやパイナップルのような甘い香り
次に香りは、’06はとても香りの主張を強く感じ、例年になく芳香性が高いです。グラスに注ぐととても広がり心地よい!最初に飛び込んでくる香りは、八朔やレモンなどの柑橘系にミントやセージ、コリアンダーなどのハーブ香を感じます。
そして、徐々にミネラルが存在感をアピールし始め、時間の経過とともにパパイヤやパイナップルなどの南方系のフルーツを感じさせられます。キンモクセイの香りも感じる、良く出来た年であるのがうかがえる豊かな香りです。ミネラルの量がとても豊富で、フランスのシャブリのニュアンスを持っているかのようです。
■酸味の後のヴォリューム感と溌剌とした口当たり
口に含むと出来立ての証、弱冠の発泡性を感じ、酸と果実味のバランスがとても良く絶妙。
ぶどう本来の美味しさがよく表現されているのではないかと思います。りんご酸とミネラルが融合されて出来たような酸味の強さがとても特徴的で、味全体を支配しています。特に余韻においては、あっぱれなほどミネラルの主張が治まりません!
ミネラルなどの鉱物的要素は、とてもシャープなイメージを連想させられます。そして、青リンゴを食べたときのような酸味は、フレッシュであり、元気良くはつらつとした、とても明るい印象を受けます。酸味の後のヴォリューム感と粘性は、シャルドネの個性を感じさせられます。
■熟成は。。。
しっかりとした骨格のあるミネラルが、充分に熟成を促すと思います。3~5年は充分に変化をしながら楽しめそうです。
■クリームパスタ、味噌仕立て鍋とあいそう!
あわせるお料理としては、今の時期なら味噌仕立ての鍋も面白そうです。また、ウニのクリームパスタやシチュー、豚肉のしょうが焼きやこれからの春野菜の天ぷらなども楽しめると思います。ワインは、冷やしすぎてはシャルドネの旨味が半減されますで、8℃~12℃ぐらいがオススメ!
ソムリエ 馬場博幸
これから、定期的にティスティングして、
どのように変化していくのか見ていきたいと思います。
akao