萌芽(ほうが)はじまる。


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シャルドネの萌芽(ほうが)が揃いはじめ、およそ70~80%の
シャルドネが萌芽を向かえました。
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来週になると、発芽期にはいり、ブドウの新緑、葉が顔をのぞかせます。
新緑の香りとともに春到来。いよいよ2008年産のブドウ栽培がはじまります。
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農場近くの栴檀の樹の萌芽もはじまりました。
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プックリと綿上の芽が膨れ上がりはじめていました。シャルドネの栴檀の樹の生育ステージは、同じようです。昨年見ていると、開花の時期も同じでした。面白いですよね。
赤尾


シャルドネ ビニール掛け


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春2番くらいまでの風もおさまり、ビニール掛けも再会。
低気圧の通過で先週は強風、雨でした。
農場では、およそ、半分くらいのビニール掛けが済みました。
例年よりちょっと早めにスタートしたビニール掛け。
順調に行けば、4月最初の週には終わりそうです。
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雨を直接あてないためにかけるのが理由ですが、湿度の確保や
遮光効果もあります。そう、もうすぐ、新芽が見られるようになります。
萌芽(ほうが)・・・硬いからを押しのけて、芽が膨らみ綿、繊維のような
ものが膨らみます。そして、発芽・・・葉が目で確認できるようになり、
葉が開き始めます。週末には萌芽が揃ってくれれば良いですけど・・・。
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4月6日は、ワイナリー近くの公園で、桜の花見。
そのころには、葉が出ているでしょう。
新芽の確認と桜の花見も楽しみです。
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赤尾


2007 シャルドネ エステート、アンフィルタード


3月22日より 
2007シャルドネ エステート、アンフィルタード同時リリース。

2007年は、どんな年だったかと・・・。
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<2007 シャルドネ エステート>
■ビンテージレポート 2007
2007年の雨量は、2300㎜程度と平年並み。春先から、朝晩の低温が続き、寒暖の差のある春になり、充実した生育を見せていました。順調に生育していた中、7月14日8月2日と相次ぐ台風の襲来。風にさらされたブドウは、大きなダメージを受けました。
収獲は、風で痛んだブドウを取り除き、8月下旬から良質なものだけを収獲しました。収穫量は減りましたが、風味豊かなブドウを収獲する事ができました。
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<2007 シャルドネ アンフィルタード>
■ビンテージレポート 2007
8月下旬、台風の被害が一番少なくて、通年、良質な果実を実らせる園、6耕区のみを分けて収穫し、仕込みを行いました。収穫量は減りましたが、甘くて、風味豊かなブドウを収獲する事ができました。
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■メイキングレポート 2007 Chardonnay
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<2007 シャルドネ エステート>
果汁を酸化させないよう作業を工夫し、搾汁率を見ながら、良質な果汁のみをフレンチオーク樽の中で発酵させました。樽は新樽率50%、主としてヌベール。トーストはミディアム+。発酵温度15度~18度、発酵期間は3週間。
アルコール発酵終了後、6ヶ月間樽で熟成させました。その間、酵母と接触させる、シュールリーを行い、複雑味と味わいの厚味を持たせるようにしました。そして、シャルドネ自身の持つ果実味、味わい深さを引き出すよう醸造に努めました。
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<2007 シャルドネ アンフィルタード>
果汁を酸化させないよう作業を工夫し、搾汁率を見ながら、良質な果汁のみをフレンチオーク樽の中で発酵させました。樽は新樽率50%、主としてヌベール。トーストはミディアム+。発酵温度15度~18度、発酵期間は3週間。アルコール発酵終了後は、味わいに複雑さを持たせる為に、乳酸発酵を行い、その後、6ヶ月間樽で熟成させました。
その間、酵母と接触させる、シュールリーを行い、複雑味と味わいの厚みを持たせるようにしました。そして、シャルドネ自身の持つ果実味、味わい深さを引き出すよう醸造に努め、それらを損なわれないようにそのまま瓶詰しました。全てがインテグレイトされた都農ワインの逸品、シャルドネ アンフィルタード。
土づくりに取り組み始めて10年目、まさにその歳月は、自然との対話の連続でした。特に近年は、トロピカルな甘い果物の香りやココナッツなど、シャルドネ本来の風味が前面に出てくるようになりました。
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シュール・リーで使用する道具。樽底に沈んだ酵母を撹拌し、味わいに厚みを持たせます。
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定期的にこの作業を行いながら、静に熟成を見守ってきました。
いよいよ、3月22日よりリリース。
詳しいテイスティングコメントは、こちらのどきどきワイン熟成中より。
2007 シャルドネ エステート
2007 シャルドネ アンフィルタード
オンラインショッピングも22日より開設いたします。
赤尾


2007 シャルドネ ラベリング


春の陽気に日増しに近づいている都農。今朝は、激しい雨音で目が覚めました。季節の変わり目、山々の木々や草野色も春の色、新緑に変わりはじめています。農場のシャルドネも、今月末に萌芽(ほうが)発芽を向えるでしょう。来月になるとすっかり春模様になっているでしょうね、楽しみです。
ラベル貼りはじまりました。
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都農ワインの春といえば、シャルドネのリリース。シャルドネの季節といえば、春。3月22日より発売開始するシャルドネ エステート、アンフィルタードのラベル貼りをはじめました。尾鈴山をシルエットにした黄色いラインのラベル。かっこいいラベルです。
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ラベルとビンテージシール 2007 を貼り、ダンボールへと詰められていきます。
ラベルは、機械にとおして貼り、ビンテージシールは、1枚ずつ手で貼っていきます。
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来週早々、テイスティングコメントを『どきどきワイン熟成中』でUPします。
赤尾


2007 シャルドネ エステート、アンフィルタード Bottling


いよいよ、瓶詰はじまりました。
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ほとんどフィルターをかけないワインですので、瓶詰は、てげ緊張します。ろ過したワインを受けるタンクの洗い、瓶詰機、徹底的に洗浄して、微生物汚染させないよう、気をつけます。
機械のセッティングやメンテナンスも大事で、トラブルのリスクを減らしていきます。この瓶詰機は、1996年から使っていますので、今年で12年目。古さを感じさせる部分もありますが、綺麗さは新品同様??
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瓶詰前は、徹底的にバラバラに分解して、手洗いします。とても大事なことです。お陰で、目を閉じてても、バラせて組み立てられるくらい。かな?
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今日で瓶詰は終わり。来週は、製品作り。ラベルを貼って、箱詰めです。。。
ワインの味が落ち着いてきたら、テイスティングコメント書きますね~。
赤尾


2007 シャルドネ Racking


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ラッキング(オリ引き)をはじめました。
2007シャルドネ・エステート、アンフィルタードの瓶詰をまもなくはじめます。今週は、6ヶ月の間、樽発酵、樽熟成してきた、シャルドネを樽から出して、タンクへ移しました。リンゴ、洋ナシ、ナッツ・・・様々な香りが溢れ出してきて、蔵内を漂っています。
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樽からタンクへ移す作業をラッキング(オリ引き)と言います。その時に使う道具がこれです。『ブルドッグポンプ』かわいい名前ですよね。
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作業は、樽の胴部にある『天星』(バグホール)という穴から、『ブルドッグポンプ』という、ガスで圧送する道具を使い、オリ引きをします。
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工場内のタンクに移動すると、やっと手元にきたというか、お預かりします、という気持ちになり、ちょっとどきどきの作業が続きます。
2007年は、ブドウにとって、とても厳しい年になりました。8月2日に台風襲来。収穫前の果実に大きなダメージを残していきました。ビニール撤去や痛んだブドウの除去を済ませ、8月23日から収穫をはじめました。風で傷んだブドウを取り除きながらの収穫は、とても時間がかかりました。
仕込みの時は、無理に搾らず、良質な果汁のみを樽に移し、2週間ほど低温で樽発酵させてきました。順調に発酵も終わり発酵後は、シュール・リー(樽底の酵母を撹拌する作業)を定期的に行い、味わいの厚み、複雑さを持たせるよう努めてきました。
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また、収穫量が少なかったので、2007年のシャルドネ アンウッディドは、生産することができませんでした。2007年産は、エステートとアンフィルタードの2アイテムのみのリリースとなります。リリースは、3月22日を予定しています。
赤尾


オーストラリアワイン ワインセミナー


先日、福岡で「オーストラリアン・プロフェッショナル・テイスティング 2008」オーストラリアワイン事務局主催 が行われ、参加してきました。
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オーストラリア食材、飲料、ワインの試飲、試食ができ、ワインセミナーも開催されました。セミナーでは、事務局代表の手島孝大氏による「G’day Wine Australia」とワインコーディネーター 沼田 実氏による「シラーズの地域性による違い」の2つが開催されました。
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私も2006年に渡豪の機会をいただき、研修をしてきました。今、オーストラリアのワイン産業は、世界中のワイン業界(栽培、醸造、マーケティング)から注目されています。固定概念のない発想で、新しいワインづくりをしていて、ワインは、リーズナブルで高品質。
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オーストラリア国土内の地域によって、大変個性豊かなワインが生みだされており、プレミアムワインからパワーブランド商品まで、様々なスタイルのワインがあります。特にシラーズの赤ワイン、シャルドネの白ワインがシンボリックですが、驚いたのは、その他の品種も大変多く作られています。個性を表現しているワイナリーが多いです。
手島さんは、福岡からその足で、都農ワインまで来てくださいました。カフェで歓迎会をして、工場長や仲間たちと深夜まで語りあいました。熱い人でした。翌日は、農場や工場内を見ていただき、オーストラリアからの情報がいかされている事も見ていただきました。
また、農場の管理の事も熱心に耳を傾けてくださいました。
今後も都農ワインをよろしくお願いしますね、手島さん。
赤尾


ワインセミナー 「宮崎のワインと焼酎」


先週、ワインセミナーに参加しました。
2月24日、宮崎観光ホテルで、ソムリエ協会九州支部第1回例会が行われ、講師として、田崎真也氏がお見えになりました。有資格者、会員を含め170名の参加者を前に講演がありました。演題は、「宮崎のワインと焼酎」という題目です。
県内産の焼酎11アイテム、ワインでは、都農ワインのシャルドネ9アイテム、綾ワイン3アイテムの12アイテム。ブラインドテイスティングをしながら、色、香り、味わい、原料などを探り、そのような香りが何故するのか、また、醸造方法や熟成によってもたらされる事などを解説しながら、2時間にかけて行われました。
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とっても楽しかったです。
それにしても、焼酎のテイスティングは、キキマス・・・。飲み込まずに吐き出しているのですが、ジワジワ・・・とキイテキマス。
麦、米、芋、蕎麦の原料の違いに加え、麹の種類、蒸留の仕方によって全然香りと味わいが違ってきます。特に「常圧蒸留」という蒸留法の焼酎は、大変個性的で好みのスタイルを探せそうで、「減圧蒸留」という蒸留方法の焼酎は、エレガントで飲みやすいスタイルのものが多いです。
原料の良し悪しもさることながら、『醸造』によってスタイルを表現することの面白さを感じました。また、『ふくよかで、滑らか、上品で、華やか。白い果物の香りと花の香り・・・』『爽やかでコクのある、バランスのとれた、キレがあり、クリーン・・・』と表現の方法もワインと似ているのにも感心しました。
県内にも多くの焼酎があり、味わいもスタイルも様々。おもしろいです。
世界中の蒸留酒の中で、「焼酎」というお酒は、珍しいものだそうです。まず、原酒を20度や25度に割って瓶詰していて、風味を楽しめる事、そして更に、お湯や水で割ったりしてもその焼酎の個性を楽しめる蒸留酒。
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そして、ワインの方は、都農ワインの2004年から2006年までのシャルドネ3タイプの垂直テイスティング。年による色、香り、味わいの違い。熟成によってワインがどのように変化していくのかを分析しながらテイスティングしました。ビンテージによる作柄の違いもあるのですが、どきどきのテイスティングでした。
都農ワインに感じられるミネラル感や豊かな香り、味わい深さは、ヨーロッパのワインに引け目をとらない、素晴らしいワインだと1995年の世界最優秀ソムリエコンクールで優勝をした田崎真也氏から嬉しい言葉もいただきました。
最後にソムリエやワインの有資格者は、ワインの事を詳しくしている事は当たり前で、地元にある酒や食べ物、文化を学んでサービスすべきだとおっしゃっていました。
ワインを難しく感じられた方もいるかもしれませんが、ワインが身近に感じ、もっと気軽に楽しめるお酒になれるといいなと感じました。
赤尾